立体的な美しいお尻〜「美尻」の作り方

筋肉

日本人と外国の方とは身体の作りが違います。特に黒人のお尻は日本人とは異なりボリューム満点!迫力満点です!

一時期、某国大使館に勤務されているクライアントさんの紹介で、西アフリカ某国の大使がギックリ腰になり来院されました。そしてその方の紹介でお仲間の他国の大使館関係者が多く来院されていた時がありました。

その当時はいま振り返ると外国の方とのご縁が濃く、総勢でアフリカ諸国の方2〜30名、その後、中央アジア某国の方にご縁があり20名くらい施術をさせていただいた記憶があります。

本国から友達が来るからとご家族、お付きの方、通訳の方など狭い施術所にガタイの大きな方10名くらいがいらっしゃり院内は異国情緒満点!毎日が緊張の連続でしたがとても充実して、やりがいマックス!最高だなと過ごした日を懐かしく思います。

以前より同じ東アジアでも日本人と韓国の方、中国の方では骨格が異なること、筋肉の感じが異なることなどパっと見や外見ではわからないけど体は異なる!という経験値は持っていたのですが、中央アジアの方達は同じアジア人でモンゴロイドという括りではくくれないほど大きく異なると経験をさせていただいたのもこの時でしたし、その同じ国の中でも民族が異なるのでしょうか?はっきりと異なる身体の型があることもとても勉強になりました。

そしてアフリカの方はアジア人ともまた大きく異なります。とくに筋肉の特性が全く異なります。たとえて言うと、リラックスされている時はマシュマロのように柔らかく、とくにお尻の筋肉などは手が吸い込まれるように弾力があるのですがキュッと力が入ると鋼鉄のように硬くなる。しかもその時でも皮膚と筋肉の遊びは有している、って感じでしょうか。この筋肉の感じはアジア人とは大きく異なります。

最初にぎっくり腰を起こした大使の方を施術させていただけたおかげで、本当に素晴らしい勉強ができたことが今となっても最高の財産としてぼくの中にはあります。

 

 

さて少し前置きが少し脱線しながら長くなりましたが、今日のお話は今イケてるギャル(死語)の間で流行りの立体的な美しいお尻「美尻」の作り方です。

 

うちの院では15年くらい前から産後の矯正に力を入れてきました。出産時に開大する骨盤は上下ともに並行スライドするのではなく坐骨間距離が開きながら仙骨が開いて産道を確保しながら赤ちゃんが回転しながら出てくる。よって出産時に骨盤が末広がりに開くのだから産後も末広がりにお尻が大きくなります。結果として外下方(写真の網状のことろ)にボリュームがつきます。前から見ると股関節部が横に張り出す。後ろから見ると外下方に垂れ下がる。そして横から見るとぺちゃんこで垂れたお尻となるんですね。

このお尻、すなわち骨盤部を整体により骨格矯正することで坐骨間距離を狭めて立体的なお尻にすることができます。どのくらい変わるかと言うとほとんどの方でズボンがユルくなるくらい変わります。しかし妊娠〜出産〜育児期で弛緩したお尻の筋肉は筋トレをしなければ引き締まることはありません。骨格矯正プラス筋トレ、これ最強です。

そんなこんなしているうちに世の中は美尻ブームとなり、産後のママたち以外に骨盤矯正と筋トレを求める女性の来院が目立ちはじめました。

私のやっている整体プラス筋トレは慢性疼痛の改善やメタボリック解消などのヘルスプロモーション以外にも美尻作りなどのボディメイクの領域でもかなり力を発揮します。自分で言うのもなんですが、仲間のトレーナーたちとは体を観る観点も深さも異なるし、どのように運動すれば骨格が整うか?この個体にはこの筋肉を強化してこのような骨格バランスを作り上げる、などの視点がかなり優れた利点として備わっていると自負しています。結果として整体プラス筋トレ後の体の仕上がりが巷のボディメイクより抜群に良いのです。閑話休題・・・

 

自慢はさておき、美尻を作るためのセルフメソッドを3つ紹介しましょう。

 

1:スクワット・・・お尻の筋肉、腿の筋肉をはじめ体全身を強化する働きがあります。とくに質量の大きな筋群をバルクアップすることができるので基礎代謝も高まり脂肪燃焼効果も期待できます。美尻を作る基本メソッドと捉えてもいいでしょう。

・レギュラースクワット:足は肩幅より少し広めで爪先は少し開き気味に立ちます。スネの骨の垂直を保ちながら股関節を緩めてお尻を後ろに突き出す感じで、胸を張りながら腕を伸ばし、腿な水平になるまで息を吸いながらゆっくりとお尻を落としていき、息を吐きながら足の裏全体で床を押すようにして素早く元の姿勢に戻ります。

 

・ワイド(スモウ)スクワット・・・足を大きく開きお相撲さんが四股を踏むような感じで真下にしゃがみ〜垂直に上がります。お尻以外にも削ぎ落ちタプついた内腿の強化運動となり脚が綺麗になります。また写真のように立ち上がる時に爪先立ちになると足首が引き締まりアキレス腱がビシッと綺麗なラインを描きダボつき感がなくなります。ハイヒールの似合う足首!という感じになりますので運動強度高くでもOKな方にはオススメです。

 

・ブルガリアンスクワット・・・美尻女子の定番!足の開きが狭いと腿の前側の筋肉に効いてしまいます。膝頭の位置が前方移動しないように、爪先も前方を向けて行います。

 

 

2:バックキック・・・肩の下に手首、股関節の下に膝がくる四つん這いになり3種類のエクササイズを行います。狙いは美尻の主役!大臀筋というお尻の筋肉です。

・バックキックa:片足を伸ばし息を吐きながら足を上方に振り上げる。この時にも腿裏からお尻にかかる収縮を意識する。脚が側方に開かない方に、体の中心線を意識して真後ろから真上の軌道を確保することがコツです。

 

・ドンキーバックキック・・・膝を曲げた状態でaのように上方に振り上げます。お尻がプリッと上がるだけでなく腿が引き締まります。

 

・サイドアップ・・・膝を曲げたまま股関節と膝関節を90度に保ちながら真横に引き上げます。この種目ダイレクトにお尻イタイです!!しかし追い込み種目としてとても効果があります。

 

各メソッドは最初は10回/1セットで2〜3セットで始める。慣れてきたら20回/1セットにして2〜3セット。毎日行えば1月後にはパンツのお尻がユルくなり大臀筋がプリッと引き上がり尚且つ脚のラインが綺麗になること間違いありません。

 

3:歩き方・・・美尻を作るにはこれが一番大切です。歩き方の改善がされないと根本的な扁平尻の解決にはなりません。トレーニングで鍛えた筋肉が日常生活で使えるようになりはじめて身体は根本から変わっていくのです。

日本人は小股で少し膝を曲げ猫背でソワソワと歩きます。これは野山や畦道を歩く農耕民族の基本的な歩き方です。よって歩行時にお尻の筋肉は使われることはなく発達していない、イコールお尻が垂れた薄っぺらな扁平尻となるわけです。しかし平野を素早く移動する遊牧系欧米人は歩幅が広く、胸を張り、膝を伸ばして脚が後ろの残る感じで十分に臀筋群を使いながら歩きます。結果としてよく使われる臀筋群はDNA的に発達し子供の時からプリッとしたお尻が自然と出来上がるのです。

この歩き方を変えていく!というのが一番大切です。変革してください!

 

 

それでは今日のブログのまとめです。

 

『美尻になりたければ毎日のエクササイズだけでは足りない!胸を張り、膝を伸ばして、お尻の筋肉に張力を作りながら歩きなさい!』

 

以上です。

 

次の筋肉ブログは服が10倍似合う!魅力的なの肩の作り方です。

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