満月と骨盤の開閉の運動

整体

これは僕のベッドサイドの窓から見た昨日am5:41のお月様です。今月2回目の満月。こんな感じで僕は毎夜、月光浴をしながら寝ているのですが、月の影響って具体的に体感でわかりますか?

人の生死からすべての動植物、地球環境に至るまで月の引力の影響下にある事は自明なのですが、僕はあまり月の影響の有無ってわからないです。

 

よく占星術が好きな人なんかは「今月は○座の満月だから云々〜」など心身に起こる変化、そのほとんどは良くないネガティブなことばかりですが月の満ち欠けに照らし合わせて考える人がいます。

 

これは圧倒的に女性の方が多い、というか女性のみかな。

 

月の満ち欠けと体調の変化ということを整体的に体との関係性で考えて行くと「骨盤の開閉運動と引力の関係」がその答えとなります。男女の体では月の引力に対する性差があるという事です。

 

男の骨盤は基本開閉運動は行わない。その代わり男の体の生理は頭蓋骨の縫合部の開閉(膨張収縮)が心身の生理と直結している。これはホルモンとかの関与ではなく日々一定の間隔で骨盤にある仙骨と連動して運動が生じている。これが乱れるのは月の引力よりメンタルストレスによる場合が圧倒的に多い。男は理論的な理屈っぽい生き物なんです。

 

 

それと対照的なのが女性の骨盤です。2つの女性ホルモンの波形に同調するように排卵時には一番「閉」の状態にあり、生理2日目に最も「開」の状態となる見事な開閉運動を行っています。よく言われる女性の勘とか本能的とか感覚的とかすべてこの骨盤の開閉運動から起こると整体法創始者・野口晴哉先生はおっしゃっています。

この男性の頭蓋骨の開閉(膨張収縮)運動も、女性の骨盤の開閉運動も開くと言っても1mmも動かないですよ。緩くなるというかほんの少し甘くなる感じですので、手の感覚が鈍い方には、たとえプロの整体師でもわからない人たくさんいると思われるそのくらい微細な運動ですが、無いかと言えばしっかりとあります。

 

よって月の満ち欠けによる心身への影響は男性はわかりづらく、女性の方が引力の影響を骨盤が受けやすいのでダイレクトである。そこに生理的なホルモンバランスの関与が加わると心身にかなりのアップ&ダウンが生じる事は理解できます。

 

ただ、これも悲しいかな寄る年波には抗えず加齢とともに変調は緩やかになっていきます。

 

赤ちゃんの時には縫合部などはまだ形成されておらず、出産時にスペース的な問題で脳が頭蓋骨によりダメージを受けずに会陰部を通過するために大泉門、小泉門という空間を持ちながら頭蓋骨が重なるようにして生まれてくる。しかし白骨屍体の頭蓋骨縫合部は年齢と共に薄れて行くので推定年齢を決める手立てとなる。ギザギザの線はなくなり年とともにツルリンとなるわけです。頭蓋骨の縫合部が薄れて開閉(膨張収縮)運動がなくなるに従い精神面も外界からの刺激に柔軟に対処できなくなっていく。すなわち頑固になるわけです。ジジィ融通きかねえなってイメージないですか?そうか、このジぃ様ギザギザなくなってんだなと、体の問題だと思えば腹も立ちませんw

 

女性の骨盤も閉経とともに開閉運動はなくなっていき開いて後傾していく。すると膝が外側に開きO脚になり関節内側が詰まり変形を起こしていく。女性の方が骨盤の動き幅が多い分だけ膝の変形は女性が7割を占める、余談ですが。若い時は満月イヤ〜ンとか言っていたのにいつの間にやら月など見る余裕もなくなっているというか、気がつけば月の引力の影響云々言っている時が華だったなとなっていくわけです。

 

あと月の引力の影響は血糖値のアップ&ダウン、特に低血糖があったり、基礎代謝が低かったり、低体温だったり、体内環境のインバランスがあればそれだけ強く影響されるだろうし、その場合には筋トレして走る!要は体力増強!!これ大切です。

 

またこれは以前のHPの人気ブログ『新月の生理と満月の生理』ですが、どっちに生理がきた方がいいですか?って感じの内容なんですが面白いですよ!興味があればご覧ください。

http://i-naturopathy.com/blog/pelvis/3829.html

 

それでは本日のブログのまとめです。

 

『人間最後は重力に負けて寝たきりになります。月の引力の影響を受けているうちが華!人生を謳歌しなさい』

 

以上です。

 

次の整体ブログは「「断発指・ばね指」についてです。

関連記事