悲願!胸が萎まないダイエットは出来るのか?

整体

「ダイエットすると胸から萎んでいく」・・・男性である私の耳のも入るくらいですから女性の間ではいかに胸が萎まないでヤセるか!は悲願にも近い案件なのではないかと推測できます。今日は整体師でもあり全米エクササイズ&フィットネス協会公認トレーナー及び、同協会シニアフィットネストレーナーでもある私の知識と経験値からどうすれば腕やお腹を細くしながらバストのボリュームを維持したまま萎ませることなくダイエットできるか?について書いていきます。

女性にとっていつまでも美しいバストをキープすることが大切であるのと同じく、我々男性にとっても女性の美しいバストは永遠の憧れでもあります。胸の開いたバスト周りの美しい女性が前方から歩いてくると、ほぼ条件反射の如く目が胸に釘付け状態になるのは男性の生理であり、そこをなんとか理性で我慢しようと無理矢理がんばっている我々男性たち。。。

脳生理学者の中野信子さんがyoutubeで、「フランスで胸元の開いた女性の谷間にカメラをつけてどのくらいの男性が胸元を見るかという実験が行われた。結果は全ての男性がチラ見した。しかも何度も!これは仕方のないことです」と言っていました。

なんだよかった!こんなことを言うとセクハラだ!と思われる方は大変恐縮ですがこの時点でノークレームでこのブログからの退出をお願いますm(_’_)m やはり男性が書いているのでどうしても男性目線になりますm(_’_)m

 

まず初めに太る痩せるについての体の生理についてですが、ある人は太腿にお肉がつきやすい、ある人はお腹周りに脂肪がつく、またある人は顔から太っていく、など脂肪がどこにつきやすいかはその人の持つ遺伝子によりバラ付きがあると言われています。

しかし痩せる、イコール除脂肪の場合には全体的に均等に脂肪がなくなっていくと言う機序をたどるというのが生理学での一般的な見解です。

部分痩せはできない!ということです。

ここを踏まえて、よくダイエットすると落ちて欲しくないところから落ちて肝心の落ちて欲しいところは最後まで落ちない!というのはどう言うことかと考えてみます。

ダイエットすれば全体的に痩せていくわけですから落ちて欲しいところ、すなわち脂肪が乗りやすい部位も落ちて欲しくないところも同じ比率で徐脂肪が行われている。

しかし落ちて欲しいところは真っ先に脂肪がつきやすい部位であり、脂肪の堆積が他の部位より分厚い分だけ減少には時間がかかるので自分では痩せていないと感じる。

それに引き換えバストなどのついて欲しいところには太っても最後までふくよかにはならない分だけ徐脂肪が進むのも早い。

すなわちダイエットすると太腿はなかなか細くならないのにバストは萎んじゃった!と言うことが起こる原因なのだと思います。

乳房は脂肪繊維の多い部位ですので太るとバストも一緒にふくよかになります。

しかしこの部位は血流が多い分、血流の低いお尻や太腿より脂肪代謝が高いので堆積しづらい部位でもある。すなわちバストは脂肪の堆積が進まず徐脂肪が進みやすいという部位であることは十分に考えられます。

その反対に太腿やお尻は血流が良く無い部位である。よって脂肪の堆積が起こりやすく、いち度堆積してしまった脂肪の除去は起こりづらい。

全身の血流の観点から見ると確かにこの様なことが言えるのです。

 

では結論を申し上げます。ダイエットしても胸が萎まないでヤセることは可能なのか?に対する私の答えですが、ダイエット中に次の3点を踏まえて行えばけっこう可能である!となります。

 

バストを萎ませないためにダイエット中に行うべき3点とは次の3つです。

1:胸の上部にあり、胸の一番底面にある組織、大胸筋上部繊維を筋トレで鍛えて盛ル!

2:PFCバランスが整った食事を取り乳腺を萎縮させない!

3:背中の筋肉を鍛えて背中から胸郭全体を引っ張り上げる!

 

この3つです。「3」の背中の筋肉は胸の見せ方にとってとても大切であり、いくら乳房のボリュームが残せたからといっても巻き肩で猫背になればバストは下を向くし、ふくよかであろうがそうでなかろうが見た目では関係なくなってしまいます。実際の大きさもそうですが、バストが美しく見えるかどうかはとても大切なのです。

 

それではまず「1」の大胸筋上部繊維を鍛える!についてのやり方を説明していきます。

たとえ体重が減ってダイエットには成功したとしても鎖骨の下の肋骨部分が浮き出てお肉が削ぎ落ちてしまうと、言葉はよくないですが貧相な感じになってしまいます。大胸筋上部繊維とはここの部分の最下層に位置している筋肉です。ここの筋肉をしっかりとパンプアップさせることでデコルテを美しく、乳房を美しく盛ることが出来るのです。

○大胸筋上部繊維の筋トレ「デクラインプッシュアップ」

椅子などに足を乗せて斜め下方を向きながらプッシュアップをすることで大胸筋の上部がバリバリに鍛えられます。ですがこの種目はとても負荷が高い種目なのでよほどトレーニングを行っている人以外は出来ない、あまり生活感のない種目になるかもしれません。

そこで「ハンドグリップ」という方法をお教えします。

写真の様に前腕、あるいは手のひらを合わせて肘が水平位になるくらい腕を持ち上げた状態で両腕に力を込めます。20秒/5セット。次に両腕を左右に捻って同じ動作を行うとより片側の大胸筋上部繊維にパンプが入ります。

 

次に「2」のPFCバランスについてですが、ダイエット中の摂取カロリーが少ない時期であれば尚更のこと食事のPFCバランス、イコールタンパク質、脂質、炭水化物である三大栄養素をどの様な配分で食べるかがダイエットしても乳房が萎縮しないためにはとても大切になります。

無理な食事制限をするダイエットでは見事に乳房の脂肪は失われていきます。すなわちゲッソリと胸が小さくなってしまうのです。

ダイエット中もしっかり食べて痩せていくことが現代的なダイエット法です。

そのためには滅多やたらに摂取カロリーを減らすのではなく、三大栄養素であるPFCのバランスに一工夫加えて細胞には十分な栄養価を与えてあげることが大切となります。

 

では具体的な摂取カロリーとPFCバランスの取り方の説明ですが、まず現在は毎日何カロリーを摂取しているかを把握する必要があります。これはアスケンなどのスマホ無料アプリがたくさん出ているので活用してください。

次に基礎代謝プラス 何カロリーを摂取、すなわち現在の食事から何kcalを減らすのか?そのカロリー制限食をどのくらいの期間続けていくのかを明確にしてください。

そのことにより目標体重、イコール減少体重が見えてきます。そうすることによりダイエット停滞期に入ったときに焦らずに計画に沿ったダイエットを遂行していくことが可能となります。

 

この場合のPFCバランスの組み方ですが、まず最初に決めるのがタンパク質量です。

代謝には個人差がありますが、体重1kgにつきタンパク質を1.5kg摂取する予定を組むとまず間違いはありません。

タンパク質は1gにつき4kcalあります。

体重50kgの場合、1日に取るべきタンパク質は50x1.5=75gとなります。タンパク質75gは300kcalです。

75gというと少ない感じがしますが、だいたいお肉100gでタンパク質が約20g取れます。お肉だけでタンパク質75gを摂取するには毎日350gのお肉を食べ続けなくてはいけない計算になります。

これはちょっとヘビーウェイトです。そのほかに卵と納豆は1/約7g弱、ご飯からも野菜からも含有量は低いですが摂取することができます。

そのほかにプロテインを飲むことでタンパク質摂取が大幅に摂取可能となります。加工された栄養素が嫌ではなければ、プロテインは脂質をほぼ取らずにタンパク質だけ摂取することができるのでとても便利です。

 

 

その次に脂質を計算していきます。脂質は全体の摂取栄養の約20〜25%を補うことが基本的な摂取量となります。

脂質は1gにつき9kcalあります。ダイエット中に必要なそうカロリーが約1500kcalだとすると、その300〜350kcal分の脂質量が適切な脂肪量約35gとなります。

 

 

そして残りのカロリーを炭水化物で埋めていく。タンパク質75g/350kcal、脂質35g/350kcal、残りの800kcalを炭水化物で摂取していく。炭水化物も1g4kcalだから200gとなる。1500kcalというとかなり絞った数字ですがあくまで一例として考えてください。

 

このように始めに基本数式を設定することでダイエット停滞期に陥っても迷うことなくきちんとした栄養を取りながらのダイエット食を続けて行くことができるようになります。ここがとても重要ですがもう一つ大切なことがあります。

 

常に体と会話しながらノリ代の揺らぎを持っておくことが大切です。毎日体調が異なりますし、1500kcalでは足りないと感じる日も、少し多いなと感じる日もあります。

毎日のきちんと数字にこだわるより、1週間でのカロリーを決めて帳尻を合わせて行くやり方の方が長続きします。

体重が減らないから、ちょっとチートしてお菓子をたくさん食べたからとか言って極単に食事量を減らさないこと。

栄養がないと一気に乳房は萎んでしまいます。栄養大切です。

 

 

つぎに「3」の背中の筋肉ですが、これは大胸筋と拮抗作用がある筋肉で、胸ばかりを鍛えて背中が弱くなると前肩になり胸郭が下がりバストは下方に下垂します。

見た目もあまりキレイだとは思えない。

これではいくらデクラインプッシュアップ、ハンドグリップなどで大胸筋を鍛えても全く意味を為しません。バストの上、その根底にある大胸筋上部繊維をパンプアップさせ、鎖骨下の多くの方がそげ落ちてしまう部位を盛ることができたのだから最大限にバストを美しく保つために背中の筋肉を引き締めて写真の様に乳房を引き上げることでダイエットによる乳房萎縮を最大限食い止めることが可能となります。美しい乳房は姿勢の取り方〜見せ方で大きく変化しますから背中を引き締めて美しい胸の見せ方を研究してください。

 

そのやり方はブログ「背中の脂肪を削ぎ落とせ!美しいVシェイプの作り方」に詳しく載せてありますのでご覧ください。

背中の脂を削ぎ落とせ!美しいVシェイプの作り方

 

さてそれでは今日のブログのまとめです。

 

『ダイエットしても美しいバストを維持したければ大胸筋上部、適切な栄養、背中の筋肉、の3つのキーワードを実行しなさい!』

 

以上です。

 

次の整体ブログは偏頭痛についてです。

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