中高年を悩ます「膝の痛み」の原因とケアの仕方

整体

人間50年も生きていれば当然あちこちにガタがきます。

 

顔にはシワも寄るし、転んでも皮膚の再生は遅いというか治り切らないで跡になってしまったりします。

当然、目には見えないけど関節にも加齢は確実に忍び寄っているわけですよw

多くの人が経験する関節に痛みが出る「二大関節障害」と呼ばれているのが、膝関節痛と股関節痛です。

 

 

今日は、「膝関節が歳とって痛くなっちまったよ!」というお話です。

 

詳しくは拙著「膝の痛みに7つのゆらゆら体操」をお読みくださいね!

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先日、中国語版でも発刊されたんですよ!(^^)

 

 

 

さて膝の痛みです。

人生の折り返し地点を過ぎた頃から現れてくる膝の違和感。主な原因は二つあります。

 

一つは筋肉の衰え。

 

もう一つが骨盤〜股関節と、足関節のアライメントの乱れです。

 

膝関節の関節面の構造は、大腿骨と脛骨の平面が二つ合わさっているだけで、筋力で安定性を保っているという作りになっています。

 

よって筋力が衰えるとたちまち関節には違和感が生じてしまいます。

 

この場合の対処方法はもちろん筋トレです💪わかりやすい😀

 

 

もう一つの骨盤〜股関節と足関節のアライメントは、骨盤が開いてお尻が垂れてくると股関節も開いてO脚になるから膝の内側が詰まって痛みが出てくる、というケースが大くを占めます。

 

また踵が内側に倒れたり外側に倒れて土台が傾くもんだからその上の膝関節と股関節があえて歪んで全体のバランスを取るんだけど、やはり膝の内側に負担が集約されて痛いし、腫れたり水が溜まったりする、というケース。

こんな感じで中高年以降に引き起こされる主な膝の痛みの原因は二種類。

膝自体の筋肉の衰えからくるものと、身体全体のバランスの狂いが膝で爆発するものの二つ。

これらは膝の痛みは僕のやっている整体が得意中の得意❣️

 

注射とか電気かけたりとか、ストレッチとか、マッサージしても残念だけど治らないんだなぁ〜。だけど、全体の骨バランスや筋バランスを整えていくことで、けっこう驚くくらいによくなるケースが多くあります。

 

だけどきちんとした手を打たないと組織変性が進行していきます。

関節は「不可逆性」と言って、一度悪くなるとよくなることはない、という性質があります。よって少しずつ骨や周辺の軟部組織がすり減っていき、最後には人工関節に行きついてしまう、ことにもなる。

そうならないようにするためには、膝の関節だけ治療しても良くはならない。体全体のバランス&膝の関節のアライメント矯正&筋力アップを行い、少しでも進行を食い止めて、より良い状態を長い時間過ごせるように頑張る。

これが最善かな。

 

でもね、ある程度まで膝の変形が進行してしまったら、覚悟を決めて人工関節に置き換えた方が人生楽に過ごせます。

ギリギリまで我慢すると今度は周辺の骨の状態いかんで関節を入れることができなくなってしまうからです。

そうなると本当にキビシイ(><);; 老後のQOL、健康寿命が著しく低下してしまい辛すぎする。。

とは言っても、もともと運動歴があるなしや、筋肉の状態やリハビリに取り組む姿勢とか、人それぞれ、ケースバイケースで一概に言うのはむずかしいけど。。

 

とりあえず今日のブログのまとめです。

 

「膝に違和感が出始めたら、とにかく整体で体全体の骨バランス、筋肉バランスを整え、筋トレしなさい!すべてはそこから!」

 

以上です。

 

次回の整体ブログは「股関節の痛み」です。

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