たかが貧血、されど貧血

栄養

氷をかじりたいのって貧血の代表的な症状だって知っていましたか?

 

今日のブログは、実はけっこうヤバいんだけどあまりにも身近すぎる「貧血」についてのお話です。

 

貧血は男性よりも女性に多くみられるというのは、月経の有無からしておニブちゃんの男性にも理解はできますね。

 

よく朝礼などで倒れるのは脳の血液量が一時的に減少した「脳貧血」と言って赤血球の異常である貧血とは異なります。

 

貧血の70〜80%を占めるのが「鉄欠乏性貧血」と呼ばれる、鉄分が不足したためにおこる貧血です。

 

鉄分が不足すると赤血球に含まれているヘモグロビンの生成が減少し、体の隅々まで酸素を運ぶことができなくなってしまいます。

大豆や切り干し大根などの植物性の食品からも鉄の摂取は可能ですが、ヘム鉄と呼ばれる鉄がタンパク質と結びついた動物性の食品から、たとえば赤身のお肉やレバーなどから取る方が吸収率が高いので、より効率が良くタンパク質の摂取ができます。しかし一般的に慢性的な貧血の方の多くは鉄を含む食品を取るのが苦手な方が多いです。

 

なおかつ鉄は食事から摂ったもののうち約10%くらいしか吸収されないという厄介な特徴があります。

 

そんなこんなで貧血なんだけど困った!というかたはヘム鉄のサプリメントを取るのが確実です。

 

その場合にはVC、VB12、葉酸などの栄養素と一緒に摂るとより機能的に摂取できるし上手くいくのでおすすめです。

 

貧血の症状って目眩ぐらいしか思い浮かばない人もいると思いますので、貧血が引き起こす不調を下記に列記しておきます。

『貧血が引き起こす不調』

頭痛、体がいつもだるい、耳鳴り、寒さに敏感、爪のトラブル、息切れ、食欲低下、あざができやすい、脚がムズムズする、歯茎からの出血、イライラ、集中力低下、免疫力低下、便秘、亜鉛吸収阻害、鬱傾向、糖尿病リスク増大、朝起きれない・・etc.

 

 

それでは本日のブログのまとめです。

 

『生命維持に関わる貧血をあまく見るな!』

 

以上です。

 

次回の食ブログは「プロテインの種類について」です。

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